メールの送受信でトラブルが発生した場合
メールでトラブルが発生した場合、まずは下記の点をご確認下さい。記載の対処を行いましても不具合が解消されない場合は、お気軽にテクニカルサポート (support@sppd.ne.jp)までお問い合わせ下さい。
確認事項
確認1. インターネット全体は繋がりますか?
Yahoo! や Google などのサイトは表示されますか?もし表示されない場合は、ご利用のプロバイダーの障害の可能性がありますので、ご利用のプロバイダーにご確認下さい。
確認2. メールの送信だけの不具合ですか? (送信ポートが25番の場合のみ)
25番ポートでのメールの送信に失敗し、以下のようなエラーが表示される場合は、一度受信をしてから送信をしてみてください。SPPDレンタルサーバーでは、メールの受信をしてから20分間だけメールの送信が可能です。(POP before SMTP機能)
エラー例) 550 Relaying denied.(F-Secure/virusgw_smtp/virusgw1.sppd.jp)
受信後の送信もできなかった場合、プロバイダーが「ポート25ブロッキング」を実施しているため送信ができないことがあります。メール送信ポートをサブミッションポート(587番ポート)に設定を変更し、再度メールの送信をしてみてください。サブミッションポートの設定方法は、メールソフトの設定にてご案内しております。
確認3. メールの受信や送信はできるが、新しいメールが届かない状況ですか?
メールの送受信の動作には問題ないが、特定のアカウント宛に新しいメールが届かない場合は、以下の1アカウント当たりのメールボックス容量制限にかかっている可能性があります。
コースの種類 | AlmaLinux9系 | CentOS7/6系 | CentOS5系 |
個人向け共用サーバー | 512MB | 384MB | 224MB |
法人向け共用サーバー | 768MB | 512MB | 272MB |
代理店制度 共用サーバー・ マネージドVPS | 512MB ※ | 384MB ※ | 196MB ※ |
代理店制度 専用サーバー | 512MB ※ | 512MB ※ | 196MB ※ |
法人向け専用サーバー・ マネージドVPS | 無制限 |
※ 代理店制度マネージドVPS・専用サーバーでは、ご依頼により制限値の増減や、制限設定をしていない場合があります。
ユーザーページの「メール容量確認とクリア」より、アカウントに蓄積しているメールボックス容量を確認できます。メールボックス容量欄に「*」の赤文字が記載されている場合は、1アカウント当たりのメールボックス容量制限にかかっております。
メールソフトの設定にて、メールサーバー上の不要なメールを削除するか(対応メールソフトが限られます)、ユーザーページ上で、メールボックスのクリアを行ってください。
また、今後、メールサーバー上にメール容量が蓄積しないようメールソフトの設定にて、サーバー上にコピーを残す設定の期間短縮や、サーバー上にコピーを残さない設定に変更頂くことを推奨します。
1アカウントのメールボックス容量制限にかかっている場合、送り先に以下のような内容を含むリターンメールが送られています。
リターンメール例) The user(s) account is temporarily over quota.
確認4. 大容量の添付ファイルを送信していませんか?
メール送信時に、以下のようなエラーが表示される場合は、1通当たりのメール容量制限が原因でメール送信に失敗しております。
エラー例) 552 5.3.4 Error: message file too big
1通当たりのメール容量制限
サービスの種類 | AlmaLinux9系 | CentOS7/6系 | CentOS5系 |
個人向け共用サーバー | 100MB | 100MB | 64MB |
法人向け共用サーバー | 100MB | 100MB | 64MB |
法人向け専用サーバー・ マネージドVPS | 128MB (カスタマイズ可) | ||
代理店制度 | 100MB | 100MB ※ | 64MB ※ |
※ 代理店制度マネージドVPS・専用サーバーでは、ご依頼により制限値の増減や、制限設定をしていない場合があります。
確認5. メンテナンス期間のご確認
メンテナンス期間の可能性があります。「障害・メンテナンス情報」のページをご覧頂き、ご利用のサーバーがメンテナンス期間中かどうかお確かめ下さい。
確認6. ドメインの状態が利用停止になっていたり、失効状態になっておりませんか?
「お客様でドメインの維持管理」をご選択している場合、以下に記載した内容などが原因で、ドメインの管理会社よりドメインが一時停止状態にされたり、ドメイン自体が廃止されたりしてしまう場合があります。
お客様のドメインが「お客様管理」か「SPPD管理」かは、契約内容一覧のページの各ドメインの「詳細」ボタンにてご確認頂けます。
【ドメインが利用停止される原因例】
- ドメインの有効期限が切れている。
- ドメイン管理会社へ更新料のお支払いが滞っている。
- ドメイン管理会社独自のドメイン利用に関する認証作業がお客様側で行われていない。
なお、gTLDドメイン(.comや.net等)の場合は、ドメインのWHOIS上のステータス情報からドメインの利用が停止になっている原因をご確認いただけます。
【WHOISのステータス情報の確認方法例】
- 「Redemption Period」の場合は、ドメインの有効期限が切れていたり、ドメイン管理会社へ更新料のお支払いが滞っている可能性がありますので、ドメインの有効期限(Expiration Date)をご確認いただき、ドメイン管理会社へお問い合わせください。
- 「clientHold」の場合は、ドメイン管理会社独自のドメイン利用に関するに認証作業が行われていないなどの理由により、ドメインの利用が一時的に停止状態になっている可能性があります。
確認7. Outlook ExpressやOutlookなどMicrosoft社のメールソフトをご利用ですか?
突然、メールの送受信が出来なくなった場合、Microsoft社のメールソフトの不具合(仕様)の可能性があります。その場合、アカウントを一旦削除してから、再度同じアカウントを作り直すと、何事も無く送受信可能になる場合がありますので、お試し下さい。
確認8. 「信頼できない証明書」や「確認できない証明書」といったエラーが表示されますか?
POP/SMTP/IMAP over SSLを利用している場合、メール送受信時にSSL証明書の警告が表示されることがあります。その場合、「受信メールサーバー」と「送信メールサーバー」を、サーバーのホスト名に変更することで、警告を出さないように設定することができます。なお、代理店制度ではこの設定ができませんが、一部のサーバーでは設定ができる場合がありますので、詳しくはサポート窓口までお問い合わせください。
共用サーバーのサーバーのホスト名は、「共用サーバー名.sppd.ne.jp」になりますので、お客様のドメインがどの共用サーバーに属しているかを検索する必要があります。→所属サーバーの検索方法
専用サーバーとマネージドVPSでのサーバーのホスト名は、ご契約時にお送りした「サービスセットアップ完了のお知らせ」メールをご確認ください。