FTPソフトの設定
FTPに関する一般的な情報と、主なFTPソフト/ホームページ更新ソフトの設定方法を図解いたします。
クライアント別 図解マニュアル
Windows
Macintosh
FTPについて
SPPDレンタルサーバーでは、FTP/FTP over SSL/SCP/SFTP(SecureFTP) がご利用頂けます。
サーバーとの通信が暗号化されない通常のFTPではパスワードが抜き取られる可能性があるため、FTP over SSLやSFTPの利用をお勧めします。
ホームページをFTPでアップロードするには、レンタルサーバー登録通知書の「ユーザーID」「パスワード」「FTP/SCPサーバー」および「WWW転送用ディレクトリ」の4点をFTPソフトで設定してください。
FTP/FTP over SSL接続時は、PASVモードでの接続をご利用下さい。なお、ACTVモードでの接続も、クライアント側の環境やネットワーク環境が対応していれば可能です。
FTP/FTP over SSLでのファイルの一覧取得にNLSTコマンドは使えません。NLSTコマンドが標準になっているFTPクライアントソフト(古いFFFTPなど)をご利用の際は、LISTやMLSDコマンドを使うように切り替えてご利用ください。
FTP/FTP over SSLで接続した場合は、実際のディレクトリ(フォルダー)と、FTP上で表示されるディレクトリが異なります(chroot機能)。SCP/SFTPで接続した場合は、実際のディレクトリが表示されます。
FTPサブアカウントについて
ホームディレクトリ配下の任意ディレクトリにみアクセスできる「FTPサブアカウント」機能が利用できます。Web制作会社などの第三者に、サーバー内の特定のフォルダー配下へのアクセスのみ許可したいときなどにご利用ください。
FTPサブアカウントで作成したアカウントで接続する場合は、「ユーザーID」をFTPサブアカウント、「パスワード」をFTPサブアカウントのパスワードとして設定してください。
※ FTPサブアカウントでは、SCP/SFTPでの接続はできません。
.ftpaccessファイルを使ったFTPの接続制限について
.ftpaccessファイルを利用すると、FTP/FTP over SSLのアクセス制限をフォルダー単位等でかけることができます。
アクセス制限の設置方法
特定のIPアドレス(192.168.1.2)と、特定のリモートホスト(プロバイダー等)名(.sppd.ne.jp)からのみFTPの接続を許可したい場合の設定例です。ftpaccess.txt というファイル名で、下記の内容のファイルを作成し、アクセス制限をかけたいディレクトリにFTP/FTP over SSLでアップロードします。
<Limit ALL> Order Allow,Deny Allow from 192.168.1.2 Allow from .sppd.ne.jp Deny from all </Limit>
アップロード後、 FTP上で ftpaccess.txtの名前を .ftpaccess(ファイル名の最初にピリオドがあります) に変更します。これで、特定のIPアドレス、リモートホスト以外からのFTP/FTP over SSL接続は受け付けません。なお、.ftpaccess ファイルの作成にはファイルマネージャーを利用してもかまいません。誤って.ftpaccessを設定してFTPでのアクセスができなくなってしまった場合は、SFTPやssh、またはファイルマネージャーで .ftpaccessファイルを削除してください。
.ftpaccessでは、SFTPやSCPでの接続には制限がかかりません。
マネージドVPSと専用サーバーのお客様は、サーバー全体のFTPやSFTP(sshも含む)の接続制限をかけることができます。当社スタッフが設定を行いますので、サポート窓口までご依頼ください。