Pear/Smarty
PearとSmartyについて、具体的な使用例などをご案内いたします。
Pearについて
「Pear」とは、PHP用のライブラリ集で、このライブラリを使うことにより、PHPアプリケーションの様々な機能が簡単に使用できます。ただし、PHP8では標準でインストールされておりません。
Pearの利用できるPHPについては以下のページをご覧ください。
- ビジネス・パーソナルシリーズのPHP7.3系について
- ビジネス・パーソナルシリーズのPHP7.2系について
- ビジネス・パーソナルシリーズのPHP7.1系について
- ビジネス・パーソナルシリーズのPHP5.6系について
- ビジネス・パーソナルシリーズのPHP5.3系について
ビジネス・パーソナルシリーズの標準でご利用可能なPear
モジュール名 | AlmaLinux9系 | CentOS7系 | CentOS6系 | CentOS5系 |
Archive_Tar | x | ○ | ○ | ○ |
Auth_SASL | x | ○ | ○ | ○ |
Auth_SASL2 | x | ○ | ○ | × |
Cache_Lite | x | ○ | ○ | ○ |
Console_Getopt | x | ○ | ○ | ○ |
Console_GetoptPlus | x | ○ | ○ | ○ |
DB | x | × | ○ | ○ |
HTML_Template_IT | x | ○ | ○ | ○ |
HTTP_Request2 | x | ○ | ○ | ○ |
MDB2 | x | ○ | ○ | ○ |
x | ○ | ○ | ○ | |
Mail_Mime | x | ○ | ○ | ○ |
Net_SMTP | x | ○ | ○ | ○ |
Net_Socket | x | ○ | ○ | ○ |
Net_URL2 | x | ○ | ○ | ○ |
Net_UserAgent_Detect | x | ○ | ○ | ○ |
PECL imagick | ○ | ○ | ○ | ○ |
PECL_mcrypt | x | ○ | ○ | × |
Smarty | x | ○ | ○ | ○ |
Structures_Graph | x | ○ | ○ | ○ |
XML_Parser | x | × | ○ | ○ |
XML_Parser2 | x | ○ | ○ | ○ |
XML_RPC | x | × | × | × |
XML_RPC2 | x | ○ | ○ | ○ |
XML_Util | x | ○ | ○ | ○ |
専用サーバー・マネージドVPSのお客様はPearのインストール代行を別途オプションで承っております。
Pear MDB2 の利用方法
Pear MDB2 を利用しますと、MySQLやPostgreSQLなどデータベースエンジンの違いを吸収した分かりやすいDB連携アプリケーションを構築することが出来ます。Pear MDB2をご利用する場合は、以下のようなPHPプログラムをご利用ください。
require 'MDB2.php'; // Pear MDB2の場合
Pear MDB2 の参考資料
Pear MDB2 オンラインドキュメント(英語)(外部サイトへのリンク)
Smartyについて
「Smarty」とは、PHPスクリプトからデザイン部分を切り離してWebサイトの構築を行うための機能(テンプレートエンジン)です。Smartyを利用することで、PHPスクリプトとHTMLのデザインが分離されますので、見通しの良いWEBアプリケーションを構築することが可能です。
Smartyの利用方法
PHPプログラムに下記を記述して頂くことで、Smarty機能が有効となります。
require 'Smarty/libs/Smarty.class.php'; // Smarty 2系を利用する場合
require 'Smarty-3/libs/Smarty.class.php'; // Smarty 3系を利用する場合
なお、Smarty が内部的に必要とする templates / configs / templates_c フォルダーにつきましては、以下の作成例をご参照の上、Smartyを呼び出すphpファイルの直下にお客様にて作成ください。
- フォルダー作成例1 (FFFTP)
- フォルダー作成例2 (FFFTP)
- フォルダー作成例3 (FFFTP)
templates_cフォルダーについては、nobodyユーザーでの書き込み権限が必要 となりますので、属性(パーミッション)を 707 に変更してください。
- 属性(パーミッション)作成例1 (FFFTP)
- 属性(パーミッション)作成例2 (FFFTP)
Smartyの具体例
下記に具体的な使用例を記述させて頂きます。プログラムの記述方法につきましては、サポートの対象外となりますので、後述の 参考書籍などをご参照ください。
[Smarty2系を利用したPHPプログラム]
ファイル名:index.php
アップロード先:/www/
<?php require 'Smarty/libs/Smarty.class.php'; $smarty = new Smarty(); $smarty->assign('message','Hello, smarty!'); $smarty->display('index.tpl'); ?> [Smartyのテンプレートファイル]
ファイル名:index.tpl
アップロード先:/www/templates/
<html> <head> <title>テスト</title> <body> {$message} </body> </head> </html>