PostgreSQL
高機能データベースシステムである[PostgreSQL]をご利用いただけます。共用サーバーでは、データベースが初期設定では発行されていませんので、PostgreSQLのご利用を希望される方は各種申請手続きのページから、オプションの追加削除申請をお願い致します。
PostgreSQLの概要
- テーブル数、データ容量に明示的な制限はございません。
- データベースの文字コードは、標準で標準でUTF-8です。ただし、OSがCentOS5系の場合、日本語EUC です。いずれの場合も、DB管理ツールを利用してお客様にて変更可能です。
- 共用サーバーのお客様は、外部からODBCなどを利用して、データベースへ接続することは出来ません。
- ブラウザー上からデータベースの管理が出来る phpPgAdmin、もしくは、Adminerが標準でインストールされております。(契約しているサービスの種類によっては両方ともインストールされています。)
- コンソール(ssh)からのpsqlコマンドを利用して、データベース管理が可能です。
- 毎月10日の早朝に自動的にVACUUMが行われます。
共用サーバーでは、PostgreSQLデータベースは標準では発行されていませんので、ご利用希望の方は、各種申請手続きのページから、PostgreSQLデータベースオプションの追加をお願いします。
発行されるデータベース数やPostgreSQLのバージョンについて
データベースの概要は以下の通りです。ご利用のOSについては、契約内容確認のページか、利用しているドメインのユーザーページ(コントロールパネル)へログインし、ユーザーページ左下の「ご利用バージョン」欄に記載されています。
ビジネス・パーソナルシリーズ のうちOSがAlmaLinux 9/RHEL9系
契約サービス | 料金 | 発行DB数 | バージョン | Locale | 外部からの接続 | ルート権限 |
個人向け(共用サーバー) | 無料 | 1 | 15.7 | C | 不可 | 不可 |
法人向け(共用サーバー) | 無料 | 1 | 15.7 | C | 不可 | 不可 |
法人向け(専用サーバー) | 無料 | 無制限 ※2 | 標準で 15.7 | C | 申請により可 | 申請により可 |
法人向け(マネージドVPS) | 無料 | 無制限 ※2 | 15.7 | C | 申請により可 | 申請により可 |
代理店制度(共用サーバー) | 無料 | 1再販先あたり1 | 15.7 | C | 不可 | 不可 |
代理店制度(マネージドVPS) | 無料 | 1再販先あたり1 | 15.7 | C | 申請により可 | 申請により可 |
代理店制度(専用サーバー) | 無料 | 1再販先あたり1 | 15.7 | C | 申請により可 | 申請により可 |
ビジネス・パーソナルシリーズ のうちOSがCentOS7/RHEL7系
契約サービス | 料金 | 発行DB数 | バージョン | Locale | 外部からの接続 | ルート権限 |
個人向け(共用サーバー) | 無料 | 1 | 11.3 | C | 不可 | 不可 |
法人向け(共用サーバー) | 無料 | 1 | 11.3 | C | 不可 | 不可 |
法人向け(マネージドVPS) | 無料 | 無制限 ※2 | 11.3 | C | 申請により可 | 申請により可 |
法人向け(専用サーバー) | 無料 | 無制限 ※2 | 標準で 11.3 | C | 申請により可 | 申請により可 |
代理店制度(共用サーバー) | 無料 | 1再販先あたり1 | 11.3 | C | 不可 | 不可 |
代理店制度(マネージドVPS) | 無料 | 1再販先あたり1 | 11.3 | C | 申請により可 | 申請により可 |
代理店制度(専用サーバー) | 無料 | 1再販先あたり1 | 11.3 | C | 申請により可 | 申請により可 |
ビジネス・パーソナルシリーズ のうちOSがCentOS6/RHEL6系
契約サービス | 料金 | 発行DB数 | バージョン | Locale | 外部からの接続 | ルート権限 |
個人向け(共用サーバー) | 無料 | 1 | 9.2.10 | C | 不可 | 不可 |
法人向け(共用サーバー) | 無料 | 1 | 9.2.10 | C | 不可 | 不可 |
法人向け(マネージドVPS) | 無料 | 無制限 ※1 | 標準で 9.2.10 | C | 不可 | 申請により可 |
法人向け(専用サーバー) | 無料 | 無制限 ※2 | 標準で 9.2.10 | C | 申請により可 | 申請により可 |
代理店制度(共用サーバー) | 無料 | 1再販先あたり1 | 9.2.10 | C | 不可 | 不可 |
代理店制度(マネージドVPS) | 無料 | 1再販先あたり1 | 9.2.10 | C | 申請により可 | 申請により可 |
代理店制度(専用サーバー) | 無料 | 1再販先あたり1 | 9.2.10 | C | 申請により可 | 申請により可 |
ビジネス・パーソナルシリーズ のうちOSがCentOS5/RHEL5系
契約サービス | 料金 | 発行DB数 | バージョン | Locale | 外部からの接続 | ルート権限 |
個人向け(共用サーバー) | 無料 | 1 | 8.2.20 | C | 不可 | 不可 |
法人向け(共用サーバー) | 無料 | 1 | 8.2.20 | C | 不可 | 不可 |
法人向け(マネージドVPS) | 無料 | 無制限 ※1 | 標準で 8.2.20 | C | 不可 | 申請により可 |
法人向け(専用サーバー) | 無料 | 無制限 ※2 | 標準で 8.2.20 | C | 申請により可 | 申請により可 |
代理店制度(共用サーバー) | 無料 | 1再販先あたり1 | 8.2.20 | C | 不可 | 不可 |
代理店制度(マネージドVPS) | 無料 | 1再販先あたり1 | 8.2.20 | C | 申請により可 | 申請により可 |
代理店制度(専用サーバー) | 無料 | 1再販先あたり1 | 8.2.20 | C | 申請により可 | 申請により可 |
※1 当社による発行は1ドメインあたり1データベースのみです。ユーザーページのDB管理ツール上で、1ドメインあたり20個まで発行可能です。
※2 当社による発行は1ドメインあたり1データベースのみです。ユーザーページのDB管理ツール上で、1ドメインあたり20個まで発行可能です。また、PostgreSQLのルート権限をお客様にお渡しした場合、無制限に発行が可能となります。
PostgreSQLへの接続
データベースの初期設定
データベースへの接続に必要な情報は、メールでお送りしている以下の通知書に記載されています。
- 「レンタルサーバー登録通知書」 (レンタルサーバーご契約時に合わせて申し込みの方)
- 「PostgreSQLデータベース設定完了通知書」( ご契約後にオプションの追加削除申請ページから申し込みの方)
通知書には、DBホスト名、DB名、DBユーザー名、DBパスワード、ポート番号、文字コードが記載されています。
Adminerの利用
PostgreSQLデータベースの操作ツールとして、ブラウザーからデータベースの管理が可能な「Adminer」を標準でご利用頂けます。Adminerは、ユーザーページからアクセスが可能です。なお、Adminer自体のサポートや操作方法についてのサポートは行っておりませんのでご了承ください。
phpPgAdminの利用 (CentOS5系のみ)
ビジネス・パーソナルシリーズでOSがCentOS5/RHEL5系の方のみ、PostgreSQLデータベースの操作ツールとして、ブラウザーからデータベースの管理が可能な「phpPgAdmin」を標準でご利用頂けます。それ以外のOSの方は、前述の Adminer をご利用ください。
phpPgAdminは、ユーザーページからアクセスが可能です。なお、phpPgAdmin自体のサポートや操作方法についてのサポートは行っておりませんのでご了承ください。
psqlコマンドラインの利用
上級者向けに、SPPDレンタルサーバーでは、psql コマンドラインもご利用頂けます。
- psqlの起動方法
- sshで、レンタルサーバー登録通知書に記載されている sshサーバー にログインします。
- /usr/local/pgsql/bin/psql DB名 [Enterキー] と打ち込み、psqlコマンドラインを起動します。
- パスワードを聞かれますので、「通知書」に記載されているパスワードを入力します。
起動しましたら、SQLのコマンドを自由に打って頂き、データベースを操作することが可能です。
例) コマンドラインでのテーブルの作成方法
create table test (id varchar(8) not null);
PostgreSQLへのインターフェースについて
PostgreSQLへのインターフェースとしては、コースにより、PHP、Perl、及び、Rubyなどがご利用いただけます。
ビジネス・パーソナルシリーズのうちOSがAlmaLinux9/RHEL9系
プログラム | バージョン | パス | モジュール |
psql | 15.7 | /usr/local/pgsql/bin/psql | |
Perl | 5.32.1 | /usr/local/bin/perl、/usr/bin/perl | DBD::Pgモジュール |
PHP8 | 8.3.12 | /usr/local/bin/php | PostgreSQL関数、PDO-PGSQL |
ビジネス・パーソナルシリーズのうちOSがCentOS7/RHEL7系
プログラム | バージョン | パス | モジュール |
psql | 11.3 | /usr/local/pgsql/bin/psql | |
Perl | 5.16.3 | /usr/local/bin/perl、/usr/bin/perl | Pg、及びDBD::Pgモジュール |
PHP7 | 7.3.33 | /usr/local/bin/php | PostgreSQL関数、PearMDB2、PDO-PGSQL |
PHP8(CGI版) | 8.1.29 | /usr/local/php81/bin/php | PostgreSQL関数、PDO-PGSQL |
ビジネス・パーソナルシリーズのうちOSがCentOS6/RHEL6系
プログラム | バージョン | パス | モジュール |
psql | 9.2.10 | /usr/local/pgsql/bin/psql | |
Perl | 5.10.1 | /usr/local/bin/perl、/usr/bin/perl | Pg、及びDBD::Pgモジュール |
PHP7 | 7.2.34 | /usr/local/bin/php | PostgreSQL関数、PearMDB2、PDO-PGSQL |
ビジネス・パーソナルシリーズのうちOSがCentOS5/RHEL5系
プログラム | バージョン | パス | モジュール |
psql | 8.2.20 | /usr/local/pgsql/bin/psql | |
Perl | 5.8.8 | /usr/local/bin/perl /usr/bin/perl |
Pg、及びDBD::Pgモジュール |
Ruby | 1.8.7 | /usr/local/bin/ruby | Ruby-Postgresモジュール※2 |
PHP5 ※1 | 5.3.29 | /usr/local/bin/php | PostgreSQL関数、PearDB/MDB2、PDO-PGSQL |
PHP4(CGI版)※1 ※2 | 4.4.9 | /usr/local/php4/bin/php | PostgreSQL関数、PearDB/MDB2 |
※1 CentOS5/RHEL5系の専用サーバー・マネージドVPSのお客様で、モジュール版のPHP5をPHP4にダウングレードされている場合は、/usr/local/bin/phpにphp4がインストールされております。
※2 CentOS5/RHEL5系の専用サーバー・マネージドVPSのお客様で、64bit版のOSを利用されている場合は、PHP4(CGI版)とRuby-Postgresモジュールはインストールされておりません。
PHPからPostgreSQL関数を利用してのテーブルへのアクセス方法
PHPからデータベースにアクセスするには、下記の例をご参考ください。
$coid=pg_connect ("dbname=test user=user password=passwd"); # testの部分がDB名になります # userの部分がDBユーザー名になります # passwdの部分がDBパスワードになります if (!$coid) { echo "失敗";exit; } else{ $rtn=pg_exec($coid,"SELECT * FROM test WHERE id='00000000'"); } pg_close($coid);
Perlからテーブルへのアクセス方法
Perlからデータベースにアクセスするには、下記の例をご参考ください。
・PGモジュール を使用する場合 (AlmaLinux 9系/RHEL9系は対象外)
#!/usr/local/bin/perl use Pg; $coid=Pg::connectdb("user=user password=passwd dbname=test") || die print "接続失敗"; # userの部分がDBユーザー名になります # passwdの部分がDBパスワードになります # testの部分がDB名になります $rtn=$coid->exec("SELECT * FROM test WHERE id='00000000';");
・DBD:Pg モジュールを使用する場合
#!/usr/local/bin/perl use DBI; $coid=DBI->connect("dbi:Pg:dbname=test", "user", "passwd") || die print "接続失敗"; # testの部分がDB名になります # userの部分がDBユーザー名になります # passwdの部分がDBパスワードになります $rtn=$coid->prepare("SELECT * FROM test WHERE id='00000000';"); $coid->disconnect();
専用サーバー/マネージドVPS向け特別設定
専用サーバーのお客様は別途メールで申請頂くことにより「外部からのデータベース接続」をご提供することが可能です。
外部からのデータベース接続
ODBC等を利用して外部から直接データベースへ接続を希望されるお客様は、許可したいIPアドレス、または、ネットワークの範囲をメールにてご連絡ください。なお、推奨は致しませんが、全てのネットワークからの接続を許可することも可能です。設定には5営業日頂きます。
専用サーバー向け特別設定
専用サーバーのお客様は別途メールで申請頂くことにより「データベースのルート権限」と、「複数台構成」によるデータベースのプライベートエリアへの設置などの構築が可能です。
データベースのルート権限
データベースのルート権限をお渡しすることも可能です。パスワードはFAXでのご連絡に限ります。以下の条件があります。
- データベースのルートパスワードを弊社の承諾なく変更することはできません。もし変更された場合には、速やかに弊社までご連絡をお願い致します。
- データベースのルートパスワードを第三者に公開することはできません。
- データベースのルートで行った作業責任は、すべてお客様が負うこととし、ルート権限での作業の結果、データベースが起動しなくなった場合、弊社が行う復旧作業は、原則としてデータベースの再インストールのみとします。また、データベースの中身は初期化されます。
- データベースの保守運用・セキュリティパッチの適用は、原則として弊社にて行います。
※ phpPgAdminをルート権限で動作させることは出来ません。
データベースサーバーの独立(複数台構成)
データベースサーバーをWebサーバーから独立させて、負荷分散やデータの保全を図ることが可能です。データベースサーバーは、プライベートエリア、グローバルエリアいずれにも設置可能です。ただし、プライベートエリアへの設置は、Webサーバーとデータベースサーバーの双方が、専用ベーシックコース以上の場合のみ対応可能です。