生ログの取得
生ログとは、WebサーバーやFTPサーバーが記録するアクセスに関するログを、一切加工せず生の形で提供するものです。市販のアクセス解析ソフトに生ログを読み込ませることにより、標準のアクセス解析では実現できないような高度な解析が可能になります。
生ログのお申し込み方法
生ログ機能のご提供形式は、契約内容により異なります。
ビジネス・パーソナルシリーズ
個人向け:共用サーバー | 標準機能 |
法人向け:共用サーバー | 標準機能 |
法人向け:マネージドVPS | 標準機能 |
法人向け:専用サーバー | 標準機能 |
代理店制度:共用サーバー | 標準機能/再販先ごとに利用の有無設定可能 |
代理店制度:専用サーバー | 標準機能/再販先ごとに利用の有無設定可能 |
生ログの保存期間と形式
生ログの保存期間
生ログの保存期間は、共用サーバーと代理店制度で3ヶ月間、専用サーバー・マネージドVPSで15ヶ月間です。生ログは、日毎に分割されていますが、1か月分をまとめてダウンロードすることもできます。
専用サーバー及びマネージドVPSでは、ログを保存するためのディスク容量が逼迫して来た場合は、緊急対応として、古いログから一定期間分を削除することがありますのでご了承ください。
また、仮ウェブサイトの生ログは「本日分」のみ取得することが可能です。
生ログの形式
生ログファイルは、「本日分」と「昨日分」を除き、gz形式で圧縮された状態で保存されています。(ブラウザーによっては、自動的に解凍され、通常のテキストファイルとしてダウンロードされます。) Windows11であれば、ダウンロードしたファイルを右クリック>「展開」を使うことで、gz形式のファイルから元のログファイルを取り出すことができます。
Webサーバーのアクセスログは、結合(Combined)形式のログとなっており、訪問元(リファラー)情報やブラウザー情報(ユーザーエージェント)も取得可能です。また、接続元は、ホスト名が取得されます。ただし、ホスト名が取得できない場合は、IPアドレスが取得されます。
生ログの取得方法
ユーザーページのメニューから「生ログの取得」を選択してください。
- ユーザーページメイン画面
生ログの取得ページに移動し、日付一覧が表示されますので、取得したいログを右クリックで「名前を付けてリンクを保存(ブラウザーがWindows の Edgeの場合)」で取得してください。
- 日付一覧
- ダウンロードできるログの種類について
- ●アクセスログ Webサーバーのアクセス記録です。
- ●エラーログ Webサーバーのエラー記録です。仮ウェブサイトのエラーログについては、404 Not Foundや、403 Forbiddenと、一部の500 Internal Server Errorエラーのみが表示されます。
- ●FTPログ FTP/FTP over SSLの転送記録です。(SCP/SFTPによる転送は含まれません)
- ●共用SSLアクセスログ 共用SSLエリアのhttpsサーバーのアクセス記録です。共用SSLをご利用の場合にのみ、表示されます。
- ●SSLアクセスログ httpsサーバーのアクセス記録です。(*2)専用SSLオプションをご契約の場合にのみ、表示されます。
- ●SSLエラーアクセスログ httpsサーバーのエラー記録です。(*2)専用SSLオプションをご契約の場合にのみ、表示されます。
- 日付一覧(専用SSLオプションをご利用頂いているドメインのユーザーページの例)
アクセスログの例
Webサーバーのアクセスログは以下のようになっています。
192.168.111.1 - - [30/Nov/2004:01:10:02 +0900] "GET / HTTP/1.1" 404 278 "http://sppd.jp/"
"Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)"
左から、接続元ホスト、-、BASIC認証のユーザー名、アクセス時刻、リクエストの最初の行(取得ファイル等)、アクセスの結果(HTTPレスポンスコード)、転送サイズバイト数、アクセス元URL(リファラー)、ブラウザー(ユーザーエージェント)となっています。
FTPログの例
FTPサーバーのログは以下のようになっています。
Tue Jun 12 14:59:12 2007 0 192.168.1.1 20696 /home/test/test01/www/abc.html a _ i r test01 ftp 0 * c
左から、アクセス時刻、転送に要した秒数、接続元ホスト、転送サイズバイト数、転送ファイル、 転送の種類(a=アスキー、b=バイナリー)、転送時圧縮の有無、転送方向(o=ダウンロード、i=アップロード)、ユーザー種別(必ずr) 、接続ユーザー、ftp、* 、転送完了(c=完了、i=未完了)、となっています。
生ログの取得方法(オプションでWAFご利用の場合)
専用サーバー、及びマネージドVPSのWAFオプションをご利用のお客様は、上記ログ以外にWAFの検出ログも取得可能です。取得したいログを右クリックで「対象をファイルに保存(ブラウザがIEの場合)」で取得してください。
WAFのログの見方についてはWAFの設定マニュアルをご確認下さい。