生ログの取得
生ログとは、WebサーバーやFTPサーバーが記録するアクセスに関するログを、一切加工せず生の形で提供するものです。市販のアクセス解析ソフトに生ログを読み込ませることにより、標準のアクセス解析では実現できないような高度な解析が可能になります。
生ログの保存期間と形式
生ログの保存期間
生ログの保存期間は、Windows共用サーバーで3ヶ月間、Windows専用サーバーで15ヶ月間です。生ログは、日毎に分割されています。
生ログの形式
生ログの時刻はUTCで記録されています。UTCはグリニッジ標準時(GMT)とほぼ同じため、日本標準時(JST)とは9時間の時差があります。生ログファイルは、「本日分」を除き、zip形式で圧縮された状態で保存されています。(ブラウザーによっては、自動的に解凍され、通常のテキストファイルとしてダウンロードされます。)
ウェブサーバーのアクセスログは、W3C拡張形式のログとなっており、訪問元(リファラー)情報やブラウザー情報(ユーザーエージェント)も取得可能です。
生ログの取得方法
ウェブサーバーのユーザーページのメニューから「生ログの取得」を選択してください。
- ユーザーページ
生ログの取得ページに移動し、日付一覧が表示されます。
初期状態では、http://www.ドメイン名/ と www無し設定 の生ログが取得できます。サブドメインの生ログを取得したい場合は、サブドメインを「対象サブドメイン」から選択し、「設定」ボタンをクリックしてください。選択したサブドメインの日付一覧が表示されます。
取得したいログを右クリックで「名前を付けてリンクを保存(ブラウザーがWindowsのEdgeの場合)」で取得してください。
月毎のログについては、ログの合計が128MBを超えた場合、正常にダウンロードができない場合がありますのでご了承ください。
- 日付一覧
ダウンロードできるログの種類について
- アクセスログ
- Webサーバーのアクセス記録とエラー記録です。
- SSLアクセスログ
- httpsサーバーのアクセス記録とエラー記録です。
SNI:ホスト名ベースの専用SSLのhttpsサーバーのログについて
「http://www.ドメイン名/ と www無し設定」にSNI:ホスト名ベースの専用SSLオプションがついている場合、httpsサーバーのログは、「アクセスログ」にWebサーバー(80ポート)のログと合わせて記録されます。 独自ドメインのサブドメインに、SNIの専用SSLオプションがついている場合は、「SSLアクセスログ」に記録されます。
アクセスログの例
Webサーバーのアクセスログは以下のようになっています。
2010-05-28 01:19:29 192.168.10.236 GET / - 80 - 192.168.10.123 Mozilla/5.0+(Windows;+U;+Windows+NT+5.1;+ja;+rv:1.9.2.3〜〜〜 http://sppd.jp/ 200 0 0 250 399 752
左から、日付、時刻、IP(サーバー)、メソッド、URI stem、URIクエリ、ポート、サーバーにアクセスした認証済みユーザーの名前、クライアントIPアドレス、ブラウザの種類(ユーザーエージェント)、リンク元URL(リファラー)、状態コード、副状態コード、Windows 状態コード、サーバーが送信したバイト数、サーバーが受信したバイト数、操作にかかった時間(ミリ秒)