ImageMagick
画像処理ツールであるImageMagick と、ImageMagickをphpから利用することができるモジュール PECL imagick について、具体的な使用例などをご案内いたします。
ImageMagickについて (Windows共用/専用サーバー)
「ImageMagick」とは、画像ファイルの編集や変換を行うことができるアプリケーションです。付属のconvertコマンドやPECL imagickモジュールなどを利用することで、様々な画像編集や画像変換を行うことができます。
- ImageMagickはWindowsバッチファイルやPowerShell、PHPやPerlから利用することができます。
- convertコマンドへのパスは通っております。
- 共用サーバーをご利用の場合、極端に負荷の高い処理はご遠慮頂きます。
- OSがWindows Server 2022の場合を除き、PHPにはPECL imagick(php_imagick.dll)をインストールしております。詳しくは本ページ後半をご参照ください。
ImageMagickのバージョン
OS | ImageMagickのバージョン |
Windows Server 2016 | 6.9.3-7 (PHPをバージョンアップしている専用サーバーの場合、異なる場合もあり) |
Windows Server 2019 | 7.1.0-18 |
Windows Server 2022 | 7.1.0-18 |
ImageMagickの使用例
以下に具体的な使用例を記述させて頂きます。プログラムの記述方法につきましては、サポートの対象外となりますので、ご了承ください。
画像ファイル回転の例
画像ファイルを時計回りに90度回転させたい場合、以下のコマンドをバッチやPowerShellで実行することでファイルを編集できます。
convert -rotate 90 ●編集元ファイル名● ●保存先ファイル名●
画像ファイルリサイズの例
画像ファイルを100x200にリサイズさせたい場合、以下のコマンドを実行しバッチやPowerShellで実行することでファイルを編集できます。
convert -resize 100x200 ●編集元ファイル名● ●保存先ファイル名●
PECL imagick について
「PECL imagick」は、ImageMagickを利用してPHPで画像の作製や編集等を行うための機能です。
- 共用サーバーをご利用の場合、極端に負荷の高いスクリプトはご遠慮頂きます。
- OSがWindows Server 2022 のサーバーでは、PECL imagick はご利用頂けません。
PHPからPECL imagickを利用する方法
以下に具体的な使用例を記述させて頂きます。プログラムの記述方法につきましては、サポートの対象外となりますので、ご了承ください。
画像ファイルをリサイズして表示させる例(PHP)
<?php $filename = "sample.png" //sample.pngを読み込み $image = new Imagick($filename); //PECL imagickを利用 $image->thumbnailImage(200, 100); //読み込んだsample.pngをリサイズ header("Content-Type: image/png");; print $image; //リサイズしたsample.pngを表示 $image->clear();
Imagickのお薦め参考情報
PHP Imagickのマニュアル(外部サイトへのリンク)