SQL Server
Windows共用サーバーのお客様は、マイクロソフト社の高機能データベースシステムである SQL Server Web Editionの データベースを1つご利用いただけます。Windows専用サーバーのお客様は、有償オプションとして、SQL Server の Web Edition をインストールすることが可能です。
SQL Server の概要 (Windows共用/専用サーバー)
SQL Server の主な特徴は以下の通りです。
- テーブル数、データ容量に明示的な制限はございません。
- データベースの文字コードは Shift-JIS (Japanese_CI_AS)です。
- ユーザーページから、データベース管理ツール Adminer を利用して管理することができます。
- 外部からODBCを利用して、データベースへ接続することが可能です。※2
- 発行されるデータベース数やバージョンは下表の通りです。
契約サービス | バージョン | 料金 | 発行DB数 | 接続上限数 | 外部接続 | ルート権限 |
Windows共用サーバー (ホスト名www5ww) | 2017 WebEdtion | 無料 | 1 | 全ユーザーで256 | 可 | 不可 |
Windows共用サーバー (ホスト名www8ww) | 2019 WebEdtion | 無料 | 1 | 全ユーザーで256 | 可 | 不可 |
Windows専用サーバー OSが2016の場合 | 2017 WebEdition | 初期4,950円 月額5,940円 | 無制限※1 | 標準で128 | 可 ※2 | 申請により可 |
Windows専用サーバー OSが2019の場合 | 2019 WebEdition | 初期4,950円 月額5,940円 | 無制限※1 | 標準で128 | 可 ※2 | 申請により可 |
Windows専用サーバー OSが2022の場合 | 2019 WebEdition | 初期4,950円 月額5,940円 | 無制限※1 | 標準で128 | 可 ※2 | 申請により可 |
※1 当社の標準設定では、1設定ドメインあたり5DBの発行となります。
※2 専用サーバーの場合、標準ではファイアウォールでODBC接続を拒否していますので、個別にファイアウォールの開放依頼が必要です。内部から外部への接続開放も可能です。一方、共用サーバーの場合、標準でODBC接続が利用可能です。外部接続時のクエリタイムアウトは共用サーバーで360秒、専用サーバーで600秒です。
SQL Server の Web Edition の利用範囲について
SQL Server の WebEditionは、インターネット上で公開するWebサイト用のデータベースとしてのみ利用できるEditionです。
SQL Server への接続
データベースの初期設定
データベースへの接続に必要な情報は、メールでお送りしている以下の通知書に記載されています。
- 「レンタルサーバー登録通知書(ウェブ)」
通知書には、DBホスト名、DB名、DBユーザー名、 DBパスワード、ポート番号、文字コードが記載されています。
Adminer の利用
SQL Serverのデータベースの操作ツールとして、ブラウザーからデータベースの管理が可能な「Adminer」を標準でご利用頂けます。Adminerは、ユーザーページから利用可能です。なお、Adminer自体のサポートや操作方法についてのサポートは行っておりませんのでご了承ください。
※ Adminerのエクスポート機能は、SQL Serverでは利用することが出来ません。SQL Serverのデータをエクスポートする場合は、後述するMicrosoft SQL Server Management Studioを使用して下さい。
外部からのODBC接続
SPPDレンタルサーバーでは、SQL Serverのデータベースへ外部からODBCを利用して接続し、操作することが可能です。ただし、Windows専用サーバーの場合は、あらかじめ、個別にファイアウォールの開放依頼を頂くことが必要です。
Microsoft SQL Server Management Studio (SSMS) の利用
SQL Server データベースの操作ツールとして、外部のパソコンにインストールして利用できる、マイクロソフト社の無償ツール「Microsoft SQL Server Management Studio(SSMS)」が用意されています。
SSMSを利用してデータベースに接続する際の認証方法は、「SQL Server認証」をお選びください。
SQL Server 2019への接続の際は、通信は暗号化されます。ただし、専用サーバーの場合は、接続画面の「オプション>>」を開き、「接続プロパティ」タブの「サーバー証明書を信頼する」をチェックしてください。
SQL Server 2017への続の際は、標準では通信は暗号化されません。暗号化したい場合は、接続画面の「オプション>>」を開き、「接続プロパティ」タブの「暗号化接続」と「サーバー証明書を信頼する」をチェックしてください。
SPPDレンタルサーバーでは、Microsoft SQL Server Management Studio 自体のサポートや操作方法についてのサポートは行っておりませんのでご了承ください。
Microsoft SQL Server Management Studio(外部サイトへのリンク)
SQL Server へのインターフェースについて
SQL Server へのインターフェースとしては、PHP、Perl、ASP、ASP.NETがご利用いただけます。
プログラム | バージョン | モジュール |
PHP | 8.2.24 | SQLSRV関数、Microsoft SQL Server関数(PDO_SQLSRV) |
Perl | 5.26.1 | DBD-ODBC |
プログラム | バージョン | モジュール |
PHP | 8.1.29 | SQLSRV関数、Microsoft SQL Server関数(PDO_SQLSRV) |
Perl | 5.26.1 | DBD-ODBC |
プログラム | バージョン | モジュール |
PHP | 7.1.33 | SQLSRV関数、Microsoft SQL Server関数(PDO_SQLSRV) |
Perl | 5.26.1 | DBD-ODBC |
ODBCドライバー経由での接続文字列の指定方法
ASP/ASP.NETからはADOやODBCドライバー経由での接続が可能ですが、ODBCデータソースは作成しておりませんので、直接接続文字列を指定し、接続を行う必要があります。
接続文字列は「レンタルサーバー登録通知書(ウェブ)」を参照いただき、Driverには「SQL Server」、Serverには「localhost」、Uidに「DBユーザー名」、Pwdに「DBパスワード」、Databseに「DB名」を設定してください。
Driver={SQL Server};Server=localhost;UID=DBユーザー名;PWD=DBパスワード;Database=DB名;
PHPのMSSQL関数からテーブルへのアクセス方法
<?php # usernameの部分がDBユーザー名になります # passwdの部分がDBパスワードになります # dbnameの部分がDB名になります $conn = @mssql_connect("localhost", "username", "passwd"); if(!$conn || !@mssql_select_db("dbname", $conn)) { die("データベースの接続に失敗しました"); } // SQL実行 $result = @mssql_query('SELECT * FROM test') or die("SQLの実行に失敗しました"); while($row = mssql_fetch_array($result)) { print_r($row); } mssql_free_result($result); mssql_close($conn); ?>
PHPのsqlsrv関数からテーブルへのアクセス方法
<?php # usernameの部分がDBユーザー名になります # passwdの部分がDBパスワードになります # dbnameの部分がDB名になります $conInf = array( 'UID' => 'username', 'PWD' => 'passwd', 'Database' => 'dbname' ); $conn = sqlsrv_connect('localhost', $conInf) or die("データベース接続に失敗しました\n". print_r(sqlsrv_errors(), true)); $result = sqlsrv_query($conn, "SELECT * FROM test") or die("SQLの実行に失敗しました\n". print_r(sqlsrv_errors(), true)); while($row = sqlsrv_fetch_array($result)) { print_r($row); } sqlsrv_free_stmt($result); sqlsrv_close($conn); ?>