コントロールパネルからのメールソフトの設定(IMAP)/Outlook 2021
マイクロソフト社のOutlook 2021 の設定(受信:IMAP)について、コントロールパネルを経由した方法をご案内いたします。
Outlook 2021 コントロールパネルからのメール設定方法(IMAP)
このマニュアルは、Outlook 2021 でのコントロールパネルからのメール設定方法(受信方法:IMAP)です。
※IMAPが利用できるのは、AlmaLinux 9系・CentOS7系のサーバーを利用している方と、CentOS6/5系の専用サーバーかマネージドVPSでIMAPオプションを利用している方に限ります。それ以外の方や、IMAPではなくPOPを利用したい場合は、Outlook 2021 メール設定方法(POP)をご確認ください。
アカウント作成方法(送信:SMTP over SSL / 受信:IMAP over SSL)
1. コントロールパネルを開きます。
Windowsのスタートメニューから「コントロールパネル」をクリックします。
※ Windows10/11をご利用の場合は、スタートメニューを開いた後に検索欄で「コントロールパネル」と検索するとスムーズに開くことができます。
- 図1.スタートメニュー(Windows10/11をご利用の場合)
2. Mailを開きます。
「ユーザーアカウント」をクリックします。項目が表示されない場合は、画面右上の「表示方法」を「カテゴリ」に変更してください。
- 図2.コントロールパネル
「Mail(Microsoft Outlook)」をクリックします。
- 図3.ユーザーアカウントと家族のための安全設定
3. アカウント設定を開きます。
「電子メール アカウント」をクリックしてください。
- 図4.メール設定
「新規」をクリックしてください。
- 図5.アカウント設定
4. 自動アカウントセットアップ方法を選択します。
「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 図6.新しいアカウントの追加
5. サービスの選択をします。
「POPまたはIMAP」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 図7.電子メールアカウント
6. 設定内容を入力します。
「POPとIMAPのアカウント設定」の画面が表示されたら、各項目を入力し、「詳細設定」をクリックします。
項目入力の際、ユーザーIDやパスワードは「レンタルサーバー登録通知書」をご確認ください。
送信・受信メールのサーバー名については、お客様のサーバーホスト名を入力する必要があります。 なお、一部の代理店制度のサーバーでは、サーバーホスト名での入力ができないため、代理店制度のお客様は、入力する内容についてサポート窓口までお問い合わせください。
共用サーバーのサーバーホスト名は、「共用サーバー名.sppd.ne.jp」になりますので、お客様のドメインがどの共用サーバーに属しているかを検索する必要があります。→所属サーバーの検索方法
専用サーバーとマネージドVPSでのサーバーホスト名は、ご契約時にお送りした「サービスセットアップ完了のお知らせ」メールをご確認ください。
- 名前:任意の名前
- 電子メールアドレス:ご利用になるメールアドレス
- アカウントの種類:IMAPを選択
- 受信メールサーバー:サーバーホスト名
- 送信メールサーバー:サーバーホスト名
- アカウント名:「メールアドレス」に対するユーザーID
- パスワード:「メールアドレス」に対する「パスワード」
- パスワードを保存する : チェックを入れる
- 図8.電子メール 設定
7. 送信サーバーの設定を行います。
「送信サーバー」のタブをクリックし、「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」にチェックを入れ、「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」 を選択します。
- 図9.送信サーバー設定
8. サーバーのポート番号の設定を行います。
詳細設定タブへ移動し、以下の通りポート番号の入力と暗号化接続の種類を選択し、「OK」をクリックしてください。
- ポート番号:993
- 使用する暗号化接続の種類:SSL/TLS
- ポート番号:465
- 使用する暗号化接続の種類:SSL/TLS
- 図10.詳細設定
9. アカウント設定の完了。
「POPとIMAPのアカウント設定」の画面に戻りますので、「次へ」をクリックします。
- 図11.アカウントの変更
10. 設定したアカウントのテストが行われます。
「テスト アカウントの設定」の画面が表示され、設定した内容でサーバーに接続できるかテストが行われます。「受信メールサーバー(IMAP)へのログオン」と「テスト電子メールメッセージの送信」の状況が「完了」になりましたら、アカ ウントの設定が完了となります。
「閉じる」をクリックしてください。
- 図12.テストアカウント設定
※状況が「失敗」になる場合は下記のエラー文が表示されます。設定項目を確認し入力しなおしてください。
エラー文 | 対処方法 |
電子メールサーバーが見つかりません。アカウントのプロパティでサーバー情報を確認してください。 | 設定した受信・送信メールサーバー名を確認してください。 |
電子メールサーバーがログインを拒否しました。[アカウント設定]でこのアカウントのユーザー名とパスワードを確認してください。 | 設定したアカウント名、パスワードを確認してください。 |
サーバーが応答しました:550 5.1.1 | 設定した電子メールアドレスを確認してください。 |
サーバーが応答しました:554 5.7.1 | 「6. 送信サーバーの設定を行います。」を確認して、「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」にそれぞれチェックが入っているか確認してください。 |
受信(または送信)メールサーバーに接続できません。このメッセージを引き続き受信する場合は、サーバー管理者かインターネットサービスプロバイダー(ISP)に問い合わせてください。 | 受信(または送信)メールサーバーのポート番号を確認してください。 |
11. 以上でアカウント設定は完了です。
「すべて完了しました」と表示されますので、「完了」をクリックし画面を閉じます。
- 図13.アカウントの作成完了
SSLを使用しないアカウント作成方法(送信:SMTP / 受信:IMAP)
メール送受信時の通信を暗号化しない場合の設定方法をご案内します。
※ ここまでの設定で通常のメール送受信は可能です。SSL証明書の警告などの関係上、SSLを利用しない方のみ任意で設定してください。
1.「IMAP over SSL」を利用しない場合の設定
Outlook2021 を起動し、「ファイル」をクリックします。
- 図1.ファイルメニュー
2. アカウント情報画面を開く
「情報」→「アカウント設定」をクリックすると下に選択項目が表示されますので、「アカウント設定(A)...」をクリックします。
- 図2.アカウント情報
3. 設定変更するアカウントを選択
「アカウント設定」の画面が表示されましたら、設定変更を行うアカウントを選択し、「修復」をクリックします。
- 図3.アカウント設定
4. アカウントの修復
以下の画面が表示されたら、詳細オプション内の「自分で自分のアカウントを手動で修復」にチェックを入れ、「修復」をクリックします。
- 図4.アカウントの修復
5. IMAPアカウントの設定
「IMAPアカウントの設定」画面になりますので、まずは「受信メール」をクリックし、以下を参考に各情報を入力してください。
- 受信メール
-
- ユーザー名:メールアドレスに紐づくユーザー名
- パスワード:ユーザー名のパスワード
- サーバー:サーバーホスト名
- ポート:143
- 暗号化方法:「なし」を選択
- セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)でのログオンが必要:チェックを外す
- 図5.IMAPアカウントの設定(1)
- 送信メール
-
- サーバー:サーバーホスト名
- ポート:587
- 暗号化方法:「なし」を選択
- セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)でのログオンが必要:チェックを外す
- 送信(SMTP)サーバーには認証が必要です:チェックを入れる
- 受信メールサーバーと同じ設定を使用する:選択する
次に、「送信メール」をクリックし、以下を参考に各情報を入力してください。
入力が完了したら、「次へ」をクリックしてください。
- 図6.IMAPアカウントの設定(2)
6. アカウント設定変更の完了。
設定内容に問題が無ければアカウントの修復が行われますので、「完了」をクリックして設定完了となります。
- 図7.アカウントの設定変更完了